マイクロソフトのマルチプラットフォーム戦略に対し、ショーンレイデン氏は、かつてのセガのように成功に導けるだろうと期待へ(リライト記事)
2025/03/31

マイクロソフトのマルチプラットフォーム戦略に対し、ショーンレイデン氏は、かつてのセガのように成功に導けるだろうと期待へ(リライト記事)セガがPS2やゲームキューブ、XBOXなどにソフト展開したときにはまだ希望がありましたね。
元PlayStationの幹部であるショーンレイデン氏は、マイクロソフトのマルチプラットフォーム計画はセガのように成功する可能性はあるが、Xboxコンソールに対する『FOMO(取り残されることに対する不安)』をユーザーに抱かせることはより難しくなると述べています。
2019年にソニーを退社した際には同社のワールドワイドスタジオグループの会長を務めていたレイデン氏は、最近、YouTubeチャンネル『Kiwi Talkz』に出演しました。その中で、マイクロソフトが主要ゲームをPlayStation 5でリリースするという最近の取り組みについても話題に上りました。
『マルチプラットフォームは戦略です。特に開発コストが劇的に上昇している世界では』と、レイデン氏はマイクロソフトの新しいアプローチについて意見を求められた際に答えました。
『ブランドにどのような影響があるでしょうか? 皆を自社のプラットフォームに呼び込むために『ここにいないと損をする』とアピールすることで、FOMO(取り残されることへの不安)を煽ろうとしていますが、それがすべてのプラットフォームで利用可能であれば、それはマーケティング戦術として使えなくなります』
最近では、複数の元Xbox独占タイトルがPS5向けに発表されており、直近では『Forza Horizon 5』や『インディ・ジョーンズ グレート・サークル』などがあります。また、ボスであるフィルスペンサー氏は、今後登場するものについては『レッドラインはない』と述べています。
『以前にもありました。セガがドリームキャストのタイトルをPS2向けに発売したとき、私はその業界にいました。その後、セガはソフトウェア専業会社となり、その意味で大きな変革を遂げました。』と、レイデン氏は続けました。『つまり、前例があるのです。』
セガの最後のコンソールであるドリームキャストは1998年に発売され、2001年3月に販売終了となりました。その後、セガは他のプラットフォームでゲームのリリースを始め、成功を収めました。しかし、ここ10年間は、開発会社アトラスを活用し、史上最高のJRPGを多数制作しています。
これは、同社の『龍が如く』シリーズの人気が爆発的に高まった時期と重なり、また『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などのフランチャイズのクロスメディア展開が成功した時期でもあります。
今週初めには、ソニーの元幹部が、Xboxのマルチプラットフォーム時代には『犠牲者はいない』と主張しました。
元PlayStationの副社長は、Xboxは現在『エンターテイメントの提供者』であり、『単なるディスクの生産者および流通業者』ではないと述べています。
『そう考えると、PlayStationはHBO、マイクロソフトはNetflix、任天堂はディズニーという例えが当てはまるかもしれません。彼らの仕事は、非常にインタラクティブで魅力的なエンターテイメントをできるだけ多くの人々に届けることです。』
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セガの場合、セガファン望んでいた形での復活にはならず、龍が如くが出てからは逆にIPが埋もれてしまいましたが、マイクロソフトの場合、そういうケースにはなってほしくないですね。
※元記事、2025年2月3日